楽しみ

「イル・デイーヴォ」と違うのは、若いこと。３人とも２０代。声に張りがある。もちろん「デイーヴォ」には落ち着きと深みがあるけど。そしてみんなイタリア人。だから「ヴォラーレ」なんかすごくしっくりくるのです。
いろんな歌を立ってるけど、面白かったのは「デライラ」。これ、誰の歌だっけ、とググったら、トム・ジョーンズというふざけた名前の、でも抜群にうまい人。イギリスに「トム・ジョーンズの愉快な冒険」というノベルがあって、その名前だから。
日本でいえば、桃太郎、て芸名をつけるようなものか、と当時思ってました。そのころはエンゲルバルト・フンパーデインクという重々しい名前の歌手もいて、ま、百花繚乱でしたね。みんな００７に出てきそうな強面ばかりで、でも、歌はすごくうまかった。
「イル・ヴォーロ」の面々も、かなり強面な感じ。いかにもイタリアのイケメン。このごろ日本でイケメンっていうと、なんか中性っぽいというか少年ポイというか、いまいちだなーとおもってましたので、私としては満足です。
クラシックからポピュラーソングまでいけるのは声の幅が広いからでしょうか、それぞれの曲調に無理なく合ってます。クラシック系の人が俗な曲を歌うとなりがちな、オペラ調がありません。年齢かもね。どんな歌が生まれるか、楽しみです。

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